Making TASSANIC WORKS

ある「楽器吹き」の物語

Tassanic、中学校へ行く。(前編)

先日、ある中学校に行ってきた。場所は、今の住処の近くである(母校ではない)。
目的は、演奏技術の指導である。特にコンクールで『吹奏楽のための民話』(J.A.コウディル)を演奏するので見てほしいとの事だ。
ウチの楽団からは、クラリネット、サックス、トランペット、パーカッション、そして私の5人が参加した。
ちなみに私は現在、ある事情によりトロンボーンを吹いている。
よって、私はトロンボーン、ユーフォニアム、テューバの3パートをまとめて指導することとなった。

私が指導に出向いたとき、まず、真っ先にやることがある。
それは、マウスピースを楽器から取り外して凹みの確認をさせること。凹みがある場合は、間違いなく音質に問題が生じるからだ。
全員に、マウスピースは大事に扱う、特に落とさないようにと注意を促す。
そして、凹みがある場合はすぐに楽器屋さんにお願いして直してもらうこと、直すにはそれほどお金がかからないことを伝える。
ちなみに、私がかつてお願いしたときには100円で直してもらえたし、音質も劇的に向上したということがあった。

次はチューニング。B♭の音を吹かせてみる。実は、この時点でだいたいの人の問題点が見えるのだ。
今回の生徒さんはどうか。テューバの1人は問題なく音が出せている。
トロンボーンの2人…まず、姿勢が悪いな。猫背はダメだ…とりあえず、背筋を伸ばすよう伝える。
(厳密には、伸ばしすぎて固まるようだとマズイのだが、簡易的にはこれでいけると判断。)
少し、音質が向上。一人は初心者のためか、チューニングB♭の時点で少してこずっていたが…こればっかりはすぐにはどうしようもない。練習あるのみだ。
そして、ユーフォニアムの2人を見る。1人、明らかに楽器の持ち方がおかしい。
左手を、マウスパイプの下側にかけているのだ。本来はその反対側(楕円の向こう側)を持つのが正しいのだが…。私はこう言った。
「3番ピストンのパイプを持ってみたらどう?」
小柄な人だと手が届かない場合もあるのでその位置にしたのだが、やけにやりにくそうだ。
姿勢を変えるときも、楽器を落としそうになっていたのに違和感を感じたのだ。
その左手を見て、私は、ある事実に気が付く。落ち着いて、こう言った。
「君は、元の位置の方が良さそうだね。」
―私は、このようなケースに遭遇するのは楽器人生で始めてである。おそらく彼は、左手が若干不自由なのだ。これは推測だが、指に力を入れられない場合があるのではないか。
だからこそ、後輩が太管でサイドアクションの楽器を使い、彼自身は YEP-321 を使うことで対応しているのだと。
もし私が、「それじゃダメだ」などと言っていたのなら、少なからず彼を傷つけてしまっただろう。
否定するのではなく、より良い方法を示す。その心がけが、図らずもお互いを救うこととなった―。

もう一度全体でチューニングをし、いよいよ『吹奏楽のための民話』に取り組んでいく…といったところで、長くなりそうなので残りは後編、ということにする。

続く

久しぶり!

久しぶりの投稿である。お待たせしてしまってすまない。
正月からずいぶん時間が経ってしまったが、とりあえず、私は無事に楽器を吹き続けている。
もっとも、3〜4月は出張のため楽団を長期離脱する羽目にはなるのだが…。
(今回の作品は、出先よりお送りいたします。)
さて、それでは先日のイベントの話でもしようか。

そのイベントの名は「市民バンドブラスフェスタ」。「バンフェス」の略称で知られる、県内の主だった吹奏楽団が一堂に会するイベントである。
今回は、ウチの楽団が主管、つまり、イベントのまとめ役となっているため、演奏以外の仕事も忙しい。
前日まで予定外の出張に行っていたため、私はどうも準備不足のまま挑むこととなった。

今回の舞台のテーマは「ソリストたちの競演」。各団体のプログラムを、協奏曲を中心に組むと言う…こんな無茶な企画、よく通ったな(笑)
ウチの楽団からは、2人の副団長(およびパート)が挑むこととなった。
あれ、私のソロはどうなったかって?私の「死闘」は、少し前に終わったのだ(執筆中)。
裏からソリストを支えるのも、それはそれで面白い。
また、曲がりなりにも自分で協奏曲を経験した分、ソリストの呼吸を掴みやすくなっている事に気が付いた。

さて、本番は準備不足であろうと準備万端であろうとやってくる。
しかし、楽器を握って舞台に立ってしまえば…私はしっかりと戦闘態勢に入っていた。
いよいよ、一曲目が始まる…行くぜ。
次の曲は、ミュートアクションもある。団長から「次の曲はミュート外す」などと言う指示も飛ぶ…どうもミュートの扱いは慣れない(笑)
それでも、無事に舞台を終えることが出来た。

そして、今回のイベントのもう一つの目玉は、全団体の奏者による200人規模の合同演奏である。
我々は主管であるため、舞台セッティングからやらなければならない。
私は大きな係は割り当てられていなかったが…やけに動き回る羽目になった。あれほど白熱した現場はそうそう無いであろう(笑)
椅子、譜面台を配置したら奏者入場なのだが、入っていかない。案内役は、まだ準備中。私は叫んだ。
「トロンボーン、ゴー!!」
「ユーフォニアムセカンド。ゴー!!」
もはや日本語と英語の区別がつかない…というか、どっちだったか覚えていない(笑)
入場完了。指揮者、構える。…行くぜ!!
我々の奮闘は、どうやら報われたようだ。その演奏は、とても充実したものとなった―。

本番終了後の打ち上げは常識。
今回は、懇親会と銘打ったそれなりに本格的なものであった。
座席はくじ引きで決定されることとなった。これは、少しでも各団体が上手く散らばるようにして、お互いの交流を深められるようにという計らいによるものだ。
乾杯の後、会場がにぎやかになる。私も、同じ卓の人と会話していたのだが…。
「ウチの団に来ないか?」
―おいおい、ヘッドバッティングかよ!?…間違えた、ヘッドハンティングだな。
現場で実際にしゃべってしまい笑われたのはいい思い出だ(笑)
余興で馬鹿騒ぎをしたり、それなりに飲んだりして酔いが回ってきた頃、ある女性に話しかけられた。それは、桜舞う城下町のユーフォニアム奏者。
「今日はやっと Tassanic に挨拶することができた。」
彼女は YAMAHA YEP-642S の使い手。バリ・テューバのイベントで顔を合わせたことはあったが、隣で吹いたことが無いため、実際の実力は私にとっては未知数であった。…是非とも、直接対決(?)を挑みたいものだが…。
そんなことは今考えても意味が無いので普通に会話していたのだが、それは突然中断されることとなる―。
「何してんの?」
何と、ウチのパートリーダーが乱入してきた(笑)しかも、何やら語りだしたぞ。
「Tassanic に何か頼みごとをするときは、パートリーダーである私を通してからにしなさい。」
―おいおい、酔ってんな、と思いながら2人を眺めているうちに、どうやら私もボーっとしてきた―。

…うむ?目の前にいる可愛らしい女性たちは何者だ?何だか、無性にその間に飛び込みたくなってきたぞ…。

―これはまずい。私は、咄嗟に右腕を構えた。
私は、楽器を構えていないときでも右手を構える癖の持ち主だが、その理由は2つある。
一つは、楽器演奏のイメージトレーニング。もう一つは、メンタル面を落ち着かせるため。
私は、楽器を演奏するときには、自分が楽器を吹いている間は無敵であると思い込ませて挑むことにしている。
演奏以外で右手を構えるのは、楽器を握っていないとき、少しでもメンタル面を「無敵の」状態に近づけるため―。
しかし、これが酔っ払いの情けなさか、指を曲げることが出来なかったようだ。
そうしたら、どうやら2人、何か勘違いしたらしい。
「もう帰るの?」
とりあえず、無事離脱…で良かったのだろうか?(笑)

さて、次の「対決」はあったとしても2ヶ月後だな。
それまでは…書き残した「死闘」や「放浪記」について書いてみるか。

謹賀新年!

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

…というような挨拶を、元日に掲載できないという相変わらずのグダグダぶり(笑)
昨年終盤は、ほとんど死んだような感じになってしまった本ブログ。
年が明けたのを切っ掛けに、どんどん活性化させていきたいところである。…いけたらいいなあ(笑)

新年3日目、母親がお寺に参詣に行くと言うので、付き添うことにする。
ここのスタイルは、住職が祭壇で護摩(火)を焚き、家内安全やら五穀豊穣やらを祈願するというものだが…私の関心は全く別なところに向いてしまっていた。
よく見ると、祭壇の脇に台があり、何かが置かれている。
台の上にあった物は、何と、法螺貝。脇の張り紙に、こう書かれていた。

ご自由に吹いてみてください。

こう言われては、楽器吹きとしては黙って帰るわけには行かない(笑)
祈祷が終わったのを見計らい、手にとってみる。意外にすんなり持てる。
貝の先端の内部には、唄口のような加工が施されてある。だいたいホルンのマウスピース位の大きさ・形であろうか。
法螺貝と言えばだいぶ原始的なイメージなのだが、思いのほか近代的な技術が使われている事に驚く。
先人たちの知恵には、頭が下がるばかりである。
いよいよ口につけ、吹いてみる。―スカッ(笑)
―しまった、ユーフォニアムのつもりで吹いてしまった。書初めならぬ「吹き」染めがこれではいかん。
ちなみにホルンのマウスピースは、ユーフォニアムのそれと比べて一回り小さい。
そのことを頭に入れて、もう一度挑む。―ブォォォォ…。
ーふむ、この法螺貝はだいたいG管だな(笑)…厳密には分からないが。
法螺貝は天然の物であるため、一つ一つ音色・音程が異なると思われる。
私はかつて、B♭管(?)のものを見かけた(音を聞いた)事がある。
だいたい感触が掴めたので、せっかくだから…箱根駅伝のテーマソングに挑んでみるか…と思った矢先、住職に止められてしまった(笑)
吹いたのはせいぜい5秒くらいだったが、まあ、祭壇の前だから仕方ない。
それでも、居合わせたおばあちゃん2名からは「上手、上手」と拍手をいただいた…新年最初の観客である。
素直に礼を言い、法螺貝を元の場所に置いた。

思いもしなかった出来事ではあったが、十分に心の洗濯もできた。
さて、次の舞台に備えねば。

YEP-842S放浪記 ソロ死闘編

思わぬメンバー追加に動揺した私だが、よくよく考えてみると、これ程面白い舞台もなかなか無い。
ならば、全力で挑んでやるぜ―。
そう思った矢先、それは起こった。

社会人(いわゆる「一般の部」)バンドに所属している人は、たいていの場合、何らかの職業に就いている。
私も例外ではなく、仕事の合間を縫って、少ない練習時間で何とかやっていくことになるのだ。
ある日、職場の上司がこんな事を言い出した。
「これから、君には出張に出てもらうことが多くなる。」
―何ですと!?
出張自体は、まあ、仕方が無いのだが。問題は、時期が演奏会と重なっていること。
―これは、非常にまずい。最悪、代打が必要か―?
職場での打ち合わせの結果、何とか演奏会当日の休みは確保したものの、練習時間を大幅に削られることとなってしまった。

そんな中、最初の合奏の機会は訪れる。
その日は私の曲をやらない予定だったのだが、時間が余ってしまったようだ。
指揮者から声がかかる。
「Tassanic、出番だよ。」
―うおっ、いきなりか(笑)だが、練習する機会は限られている。―やってやるぜ。
指揮者の要望により、本番私が立つ位置、指揮者の横で演奏することになった。
協奏曲は、もちろん指揮者がいるのだが、曲の性質上ソロ奏者の裁量による部分が極めて大きい。
つまり、ソロ奏者がどういう風に演奏したいのか、指揮者が汲み取って伴奏をまとめていく必要がある。
指揮者とソロ奏者の意思疎通という面において、練習の段階から本番の位置を想定していく必要があるのだ。
前に出て行き、楽団のメンバーを見回す。こんな感覚は初めてだ。
なるほど、これがソリストの視点か(実際には、客席の方を向いて演奏するのではあるが)。
いつまでもボーっと立っているわけには行かない―行くぜ。
この曲は、私の音によって幕を開ける。―おおっ、私の旋律に合わせて楽団全体が動く。
これは面白い―などという余裕があればいいのだが―実際には、私の演奏はまだまだ未完成なものであった。
流石に、このままではまずい。更なる精進が必要だ―。

続く

YEP-842S放浪記 ソロ死闘編

協奏曲の演奏者とそれぞれの曲が決定し、ようやくこのステージの全貌が見えてきた。
その内容は、クラリネットパートで1曲。トロンボーンパートで1曲。そして、私のソロが1曲。
―何だか、物足りなくないか?
そう思ったのは、私だけではなかったようだ―。

またしても飲み会。
司会者が、こんな事を言い出した。
「ソロの曲が足りないなあ。」
どうやら、楽団のメンバーに声を掛けて回っている様子。そして、ある人の前でこう言った。
「1曲お願いできますか?」「いいですよ。」―って、早いな(笑)
その相手は、副団長(女)。彼女はフルート吹きなのだが、演奏者としては間違いなく団内一。
高度な音楽教育を受けていたという噂もある。
―流石は副団長(女)だな…って、ちょっと待て。一緒のステージで、私も演奏するのか?
「プロ並み」vs「素人」…無謀すぎるぞ(笑)
すぐそばにいた私は、正直、動揺してしまった。

さらに、ステージを締める曲が、『リバーダンス』であることが判明。
この曲は協奏曲ではないが、ソプラノサックス、ホルンにソロがある。
そして、全体において打楽器が活躍するという、このステージにふさわしい内容となっているのだが―本気ですか?私がそう思ったのは、以下の理由による。
この曲は、アイルランドの旋律がモチーフとなっている。特徴は、独特の変拍子を持った舞曲によって構成されていること―つまり、演奏する側にとっては非常に困難な曲である。
私は高校時代に演奏したことがあるのだが、当時は慣れるまでに結構な時間を要した。
―今回のステージも、なかなかハードな舞台になりそうだぜ(笑)

ちなみに、演奏会全体の構成は3部構成である。
1部は、打楽器アンサンブルのステージ。
2部は、全日本吹奏楽連盟によって発行された小編成曲のステージ。
3部が、ここまで語ってきた、ソロまたはパートのための協奏曲のステージ。
私の出番は、2部の小編成曲の内1曲、3部のソロ、そしてリバーダンスとなった。

曲が決まったところで、普通であれば練習を重ねていくところ。
しかし、障害は思わぬところにあったのである。
趣味人にとって最大の敵、それは「現実」―。

YEP-842S放浪記 ソロ死闘編

演奏会で、本当にソロを担当することになった私。
さて、どうするか―。

まず、どの曲を吹くのかという問題があった。
私の手元には、フィリップ・スパークの曲が3曲。
『パントマイム』。
前回書いた通り、半ば勢いに任せて買った曲である。
かつての練習の賜物か、それなりには吹けるのだが…本番の舞台で演奏するにはリスクが高すぎる。
『ハーレクイン』。
この曲、難易度も高いが、値段も高い(笑)
ピアノ伴奏版なのだが、5,000円する。
購入には、清水の舞台から…は言い過ぎだが、それなりの覚悟が必要であった。
『Song for Ina(アイナの歌)』
技術的な難易度で言えば、比較的簡単。
その分、基礎的な演奏技術や表現力、さらに言えば音楽性や芸術性が問われる曲である。
この曲は、今回は見送ろうと考えた。その理由は以下の通りである。
個人的には、この曲は、誰か大切な人のために贈る曲であると考える。恋人、あるいは家族といった感じか。
また、自分で数曲演奏できるならばこの曲も良いが、一曲のみだと少々パワー不足かなとも感じられた。

そして、この3曲に共通して言えることだが…聴いてくれるお客さんが理解できるか、と言うのが最大の問題であった。
例えば16分音符が並んでいるフレーズは、聴く側にとっては何がなんだか分からない場合があるのではないか?
実際に、私は大学時代、演奏会に来てくれた友人からこんな事を言われている。
「何だか分からないけれど、すごかったね。」
確かにその友人は吹奏楽関係者ではなかった。また、当時の吹奏楽団の技術的な限界もあっただろう。
しかし、そう思われたままなのは残念ではないか―?
自分に選択の余地があるのなら、やはり、聴いてくれる人にとってわかりやすくて、楽しめるものを準備したい―。

ここで私は、ある曲の事を思い出す。
以前一回だけ聞いて、なかなかいい感じだなと思った曲があることを―。

ゴブ・リチャーズ作曲の『ミッドナイト・ユーフォニアム』。
入手したCDを聞いてみる。―やはり、私の記憶に間違いは無かった。それに、これなら伴奏の負担も軽いはずだ―。
まずは自分でピアノ伴奏版を購入。
―これならば、十分に吹きこなす事ができる。
楽団による購入が承認されたところで、吹奏楽版の楽譜セットを手配する事となった。

曲が決まった事で、私の腹も決まった。
だが、ある女性の登場により、死闘はさらに激化していく―。

YEP-842S放浪記 ソロ死闘編

私の手元に、赤いクリアファイルがある。
ファイルの中身は、ユーフォニアムのソロ楽譜。
赤は、情熱や興奮を表す色。もし私がソロ演奏を披露する機会があるならば、その時はエキサイティングな演奏をしたい―そう思いながら、楽譜用カバンの中にこっそりと(いや、堂々と!?)忍ばせてある。

私が初めてソロの楽譜を購入したのは、大学の吹奏楽団に所属していた時のこと。
当時、ある先輩が楽譜を見せてくれた。その曲が、フィリップ・スパーク作曲の『パントマイム』。
―おお、見事な16分連付。テンポがゆっくりな部分でも、リップスラーが難しそうだ―。
さらに、先輩はこう言った。
「俺は、この曲が世界一難しい曲だと思うんだ。」

だったら、私が吹いてみせる。世界一難しい曲が吹けるなら、この先どんな曲でも吹くことができるようになるだろう―。
当時の私、アホすぎる(笑)…若いって、こういう事なのか?
一週間後、私は自分でその楽譜を入手した。
そして、大学にいる間、日々のウォームアップとして吹き続ける事となる。

ちなみに現在では、少し抑えるようになった。最近は主に『パーティー・ピース』を吹くことにしている…って、何も変わっていない(笑)
この曲も、フィリップ・スパークの作品。パントマイムよりは楽だと思うが…本当に楽なのかは微妙だ。
これぞ「三つ子の魂百まで」というやつか。

さて、舞台を現在の楽団に戻す。
数か月前、ある飲み会での事。一部のメンバーが集まり、何やら話をしている。
どうやら、内容は「イレギュラーコンサート」の企画のことらしい。
イレギュラーコンサートとは、元々はアンサンブルコンテストの団内予選を兼ねた、小規模な演奏会であった。
(「放浪記」の内容で言えば、「ハーレクイン事件」とその後の「対決」)
しかし昨年、規模を拡大。前回の目玉は、「英国式ブラスバンド」の編成によるステージであった。

今年のイレギュラーコンサートの目玉は「ソロまたはパートのための協奏曲ステージ」となるようだ。
私も話に加わってみる。
そのメンバーの中に、副団長(男)と司会者がいた。
副団長はトロンボーン吹き、司会者はクラリネット吹きである。
この2人それぞれのパートが活躍する、トロンボーン協奏曲とクラリネット協奏曲を演奏するとのこと。
―おお、それはすごい。私はのんびりと話を聞いていたのだが…司会者がこう言ってのけた。

Tassanic は、ソロでトリを務めるってことで(笑)」

―おっと!?まあ、飲みの席の話だからな。
その時は、はっきり言ってトリの件は冗談だと思っていたのだ。

数日後の合奏の際、司会者が、私に話しかけてきた。
「Tassanic、何かやってくんない?」
―なんと!?あの話、本気だったのか。

新たなる波乱の舞台が、幕を開ける―。

続く

無題!

久しぶりに面白いと思えるドラマに出会った。
それは、『南極大陸』。
最近のTVドラマはどうもチャラチャラしているものが多いと感じており、あまり見ていなかったのだが。
しかし、この物語はとても骨太な作りだと思うし、役者の演技もしっかりしている。
できれば毎週見たいが、先週は見逃してしまった。何故だ…?

―ああ、「死闘」の後の夜だったな―。

楽団の演奏会から一週間が過ぎた。
まさか私が、一曲だけとはいえ、舞台の上でソロを披露する事になるとはな…。
振り返ってみると、本番に至るまで、本当にいろいろな事があった。
まとめると色々書けそうなので、また物語風に綴ってみようと思う。
関係者の皆様に対する、感謝の意と共に。

『YEP-842S放浪記 ソロ死闘篇』、開幕―。


不思議な体験

皆さんにとって、自分の最大の敵は何であろうか。
私は、「疲労」と答える。おかげで、ブログの更新も滞り(笑)…すみませんでした。
疲れてくると、このようなことが起きるのだ―。

最近、勤め先の営業所への出張が続いている私。仕事の内容は、一言で言えば機械の修理。
実作業による疲れのため、宿泊先のホテルに戻るとすぐに寝てしまうような生活をしている。

ある日のこと。
ふと、目が覚めた。真っ暗だったから、夜中なのだろう。
時間を確認しようとして、その事に気がついた。

―体が動かない。

そう、金縛りである。近年、たまに経験するようになった。
疲れているのだな、と思ったのだが…その日はそれで終わらなかった。

―ドスン。
黒い塊が、私の横に落ちてきた。

―いかん、これはまずい。この金縛りは、解く必要があるタイプか…それならば。
気を溜めて、全身の隅々まで感覚が戻っていることを確かめる。そして―。

オラァァァァッッ!!

気合一閃、右手を振り抜く。その時点で、金縛りから完全に解放された。
危機は去ったようだ…が、これは幻覚なのか、それとも…?


次の日、後輩がこんな事を語りだした。
「昨日ネットで調べたら、どうやら、以前このホテルで自殺事件があったようなのですが…。」
―おいおい、洒落にならんぞ。後輩に、昨晩の経験を語ってやる。
後輩、途端に顔が青ざめた。しかし、その理由は…私の想像とは違っていた。



「その話、なんですけど。」

おしまい

不思議な夢

先日、こんな夢を見た―。

演奏会本番を終えて、楽屋でくつろいでいる私。
そこへ、誰かがやってきた。どうやら私のソロの舞台だったらしく、その報酬を支払うつもりのようだ。

ドン。
―!?
―目の前に、札束が積まれた。どう見ても新聞紙で誤魔化したような代物じゃない。
しかも、4つ…400万円―!?

…意味がわかりません、などと思った私は、半分起きかけていたのかもしれない(笑)

夢の続き。
どうやら、その人は去ったようだ。
札束の脇に、封筒が置かれているのに気が付いた。開けてみる。
中身は、現金5万円と、手紙だった―。
「自由に使って下さい。 母より」


そこで、目が覚めた。―何だ、この夢?
是非とも夢に詳しい専門家に話を聞いてみたいところだ(笑)

私としては、「夢のお告げ」として解釈してみたい。

・楽器吹きやってると、いいことあるよ(笑)
・母親を大事にしろ。

多分、これがいいまとめ(笑)
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