久しぶりの投稿である。お待たせしてしまってすまない。
正月からずいぶん時間が経ってしまったが、とりあえず、私は無事に楽器を吹き続けている。
もっとも、3〜4月は出張のため楽団を長期離脱する羽目にはなるのだが…。
(今回の作品は、出先よりお送りいたします。)
さて、それでは先日のイベントの話でもしようか。

そのイベントの名は「市民バンドブラスフェスタ」。「バンフェス」の略称で知られる、県内の主だった吹奏楽団が一堂に会するイベントである。
今回は、ウチの楽団が主管、つまり、イベントのまとめ役となっているため、演奏以外の仕事も忙しい。
前日まで予定外の出張に行っていたため、私はどうも準備不足のまま挑むこととなった。

今回の舞台のテーマは「ソリストたちの競演」。各団体のプログラムを、協奏曲を中心に組むと言う…こんな無茶な企画、よく通ったな(笑)
ウチの楽団からは、2人の副団長(およびパート)が挑むこととなった。
あれ、私のソロはどうなったかって?私の「死闘」は、少し前に終わったのだ(執筆中)。
裏からソリストを支えるのも、それはそれで面白い。
また、曲がりなりにも自分で協奏曲を経験した分、ソリストの呼吸を掴みやすくなっている事に気が付いた。

さて、本番は準備不足であろうと準備万端であろうとやってくる。
しかし、楽器を握って舞台に立ってしまえば…私はしっかりと戦闘態勢に入っていた。
いよいよ、一曲目が始まる…行くぜ。
次の曲は、ミュートアクションもある。団長から「次の曲はミュート外す」などと言う指示も飛ぶ…どうもミュートの扱いは慣れない(笑)
それでも、無事に舞台を終えることが出来た。

そして、今回のイベントのもう一つの目玉は、全団体の奏者による200人規模の合同演奏である。
我々は主管であるため、舞台セッティングからやらなければならない。
私は大きな係は割り当てられていなかったが…やけに動き回る羽目になった。あれほど白熱した現場はそうそう無いであろう(笑)
椅子、譜面台を配置したら奏者入場なのだが、入っていかない。案内役は、まだ準備中。私は叫んだ。
「トロンボーン、ゴー!!」
「ユーフォニアムセカンド。ゴー!!」
もはや日本語と英語の区別がつかない…というか、どっちだったか覚えていない(笑)
入場完了。指揮者、構える。…行くぜ!!
我々の奮闘は、どうやら報われたようだ。その演奏は、とても充実したものとなった―。

本番終了後の打ち上げは常識。
今回は、懇親会と銘打ったそれなりに本格的なものであった。
座席はくじ引きで決定されることとなった。これは、少しでも各団体が上手く散らばるようにして、お互いの交流を深められるようにという計らいによるものだ。
乾杯の後、会場がにぎやかになる。私も、同じ卓の人と会話していたのだが…。
「ウチの団に来ないか?」
―おいおい、ヘッドバッティングかよ!?…間違えた、ヘッドハンティングだな。
現場で実際にしゃべってしまい笑われたのはいい思い出だ(笑)
余興で馬鹿騒ぎをしたり、それなりに飲んだりして酔いが回ってきた頃、ある女性に話しかけられた。それは、桜舞う城下町のユーフォニアム奏者。
「今日はやっと Tassanic に挨拶することができた。」
彼女は YAMAHA YEP-642S の使い手。バリ・テューバのイベントで顔を合わせたことはあったが、隣で吹いたことが無いため、実際の実力は私にとっては未知数であった。…是非とも、直接対決(?)を挑みたいものだが…。
そんなことは今考えても意味が無いので普通に会話していたのだが、それは突然中断されることとなる―。
「何してんの?」
何と、ウチのパートリーダーが乱入してきた(笑)しかも、何やら語りだしたぞ。
「Tassanic に何か頼みごとをするときは、パートリーダーである私を通してからにしなさい。」
―おいおい、酔ってんな、と思いながら2人を眺めているうちに、どうやら私もボーっとしてきた―。

…うむ?目の前にいる可愛らしい女性たちは何者だ?何だか、無性にその間に飛び込みたくなってきたぞ…。

―これはまずい。私は、咄嗟に右腕を構えた。
私は、楽器を構えていないときでも右手を構える癖の持ち主だが、その理由は2つある。
一つは、楽器演奏のイメージトレーニング。もう一つは、メンタル面を落ち着かせるため。
私は、楽器を演奏するときには、自分が楽器を吹いている間は無敵であると思い込ませて挑むことにしている。
演奏以外で右手を構えるのは、楽器を握っていないとき、少しでもメンタル面を「無敵の」状態に近づけるため―。
しかし、これが酔っ払いの情けなさか、指を曲げることが出来なかったようだ。
そうしたら、どうやら2人、何か勘違いしたらしい。
「もう帰るの?」
とりあえず、無事離脱…で良かったのだろうか?(笑)

さて、次の「対決」はあったとしても2ヶ月後だな。
それまでは…書き残した「死闘」や「放浪記」について書いてみるか。